モリブデン鋼とは | |||
切れ味が鋭く、しかも錆びにくく、熱にも強いのが特徴。 ステンレス鋼の含有炭素量を高め、不純物を減少させることによって、耐磨耗性、防錆性、粘り強さを飛躍的にアップさせた鋼です。従って、刃持ちが良いため、研ぎの手間も少なくて済みます。 一日中包丁を使い続けるプロの料理人さんや切れ味をとことん追及したいプロ志向の方に向いています。家庭用としては十分過ぎる位ですが、研ぎは苦手という方は是非一度お試し下さい。 |
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包丁のお手入れ | |||
気持ちよくお使い頂く為には、毎日のお手入れが欠かせません。ご使用後はぜひお手入れすることを習慣になさってください。 包丁をご使用する際、包丁の表面には錆び止め(ニスや油)が塗っていますので、お使い始めに洗剤と水で洗い落としてください。 |
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日常のお手入れ方法 | |||
1.洗浄 | |||
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ご使用前に一度洗っておきます。ご使用後は洗剤又はクレンザーで汚れを落とします。刃と柄の継ぎ目は特に汚れがたまりやすいので、しっかり洗って下さい。表面に浮かんだ小さな錆びはスポンジで擦って落とすことが出来ます。 | ||
2.乾燥 | |||
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乾いたふきんで水分を十分ふき取って下さい。 水分が残っていると錆びの原因になり、柄が腐りやすくなります。 |
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3.収納 | |||
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湿気のない場所でよく乾かし刃を傷めないように包丁差しに立てておきます。 たまにしか使わない場合は、植物油を薄く塗り、湿気のない場所で保管します。 時々出して包丁の状態を確かめ、油を塗りなおしてください。 |
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砥石の選び方について | |||
砥石の種類 大きく分けて3種類に分類できます。 ・「荒砥石・粒度#200~#600(刃欠け・刃こぼれ修復用) ・「中砥石・粒度#1000程度(主に切れ味の回復用) ・「仕上げ砥石・粒度#4000~(さらに切れ味を高める仕上げ用) 普段のお手入れは中砥石で十分ですが、切れ味を追及したい方は 仕上げ砥石をご使用下さい。 |
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研ぎ方について | |||
1.水に浸す | |||
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約20分位砥石全体を水に浸し、砥石に水分を含ませます。 | ||
2.固定する | |||
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平らな場所に濡れタオルを敷いて砥石が動かないようにします。 | ||
3.刃の置き方 | |||
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刃先を手前に向け、包丁の柄をしっかり握ります。握り手の親指で包丁のハラを押さえ、固定します。反対の手もハラを軽く押さえ、包丁の刃先までが砥石に収まるように構える。 | ||
4.刃先の角度 | |||
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砥石と刃の角度は15度位に保ち、安定させます。 | ||
5.磨り方 | |||
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力を入れず「すー、すー」とリズムよく砥石面を大きく使い、手前から奥へ押し出すように、動かします。奥から手前に引く時は、無理に力を入れず軽く引き、この動作を繰り返します。 | ||
6.刃返り | |||
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刃先に手を当ててみると「刃返り」という金属の研ぎまくれがでるまで刃全体を研ぎます。 | ||
7.反対側も | |||
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「刃返り」ができたなら、同じように裏返し、反対側の面も研ぎます。 | ||